カジノでプレイできるゲームの中でも最も人気があるゲームがブラックジャックです。
ペイアウトが高く、戦略性も高いことから、「プレイヤーが腕でディーラーに勝つ」という快感を味わうことができます。
ネットカジノでブラックジャックを設置していないカジノはありません。
それだけ大人気のブラックジャックですが、初心者がついつい勘違いをしてしまうことがあります。
それは「ブラックジャックが21を目指すゲームである」ということです。
確かに、カードの合計の数字が21になればほとんどの場合、勝つことができます。
しかしそれが目的なってしまうと、勝てないケースがあるのです。
今回は、ブラックジャックにおける根本的な考え方である「21を目指す」ということが大きな勘違いであることを解説します。
プレイヤーの目的はディーラーに勝つこと
ブラックジャックというゲームの名前は、配られた2枚のカードがエースと10であった場合、その役をブラックジャックと呼ぶことからきています。
エースと10だった場合だけではなく、配られたカードの合計の数字が21だった場合は、ブラックジャックの次に強い役となります。
そのため、ついついプレイヤーは自分の手を21に近づけるために熱くなってしまいます。
しかし、よく考えて欲しいのですが、プレイヤーの目的は、自分の手を21に近づけることではなく、ディーラーに勝つことです。
自分の手が21とは程遠い数字であったとしても、ディーラーにさえ勝つことができればチップは増えるのです。
ディーラーに勝つための条件
ブラックジャックの目的を、「21に近づける」ではなく「ディーラーに勝つ」に変更した場合、重要になる要素がバーストです。
ブラックジャックのルールでは、あなたとディーラーがどちらもバーストした場合、ディーラーの勝利となります。
つまり、プレイヤー側がバーストしないということを前提に戦略を立てなければいけないのです。
逆に、プレイヤーがどんなに弱い手であったとしても、ディーラーがバーストしてしまえばプレイヤーの勝ちになります。
そして、ディーラーは決まったルールに則ってヒットかスタンドかを決めます。
プレイヤーの手を見て判断するわけではありません。
非常に機械的なのです。
つまり、自分の手を21に近づけることではなく、「自分がバーストしない」「ディーラーのバーストの可能性」この2つをよく考えてみてください。
ディーラーは17以上の数字になるまでヒットを繰り返します。
絵札は全て10とカウントするため、確率的には伏せてあるカードや次に配られるカードは10の可能性が高いです。
ディーラーのオープンしているカードが5や6だった場合、伏せてある数字が10だと予測すると、合計は15や16になります。
とすると、3枚目で高確率でバーストします。
つまり、プレイヤーはバーストのリスクを冒さずに、弱い手であったとしてもスタンドすれば良いのです。
21に近づけようという考え方はここでは必要ありません。
まとめ
このように、ブラックジャックにおいて自分の手を21に近づけようという考え方は、バーストの危険性を増やしてしまう危険な考え方となります。
間違った考え方ではないのですが、ディーラーに勝つということを、21に近づけることよりも高い優先順位に位置づけた方が良いということです。